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第7回模擬授業を楽しむ会

兵庫県中学校教諭の岩田慶子さんによる、第7回模擬授業を楽しむ会が行われました。

「新しい対話様式」というテーマで英語の授業の提案をしていただきました。臨時休校中には非同期の動画配信であっても、何とか生徒とつながろうと実践された岩田先生。そんな岩田先生が同期型のオンライン授業でやってみたかった授業が今回の授業です。「もしもの世界を想像する。」という投げかけで、学習者の想像力を存分に発揮させ、表現したいという意欲につなげていました。「ドラえもんの世界に行けたなら」や「宝くじが当たったら」など、コロナ禍で我慢ばかりを強いられる生活の中で、想像性こそが人生を豊かにするという熱いメッセージが印象的でした。GoogleのJamBoardを活用して、互いの考えを可視化して学び合いを深めていました。「できないことを嘆くのではなく、できることから始めよう」という、現状を充実させるための視点を参加者に提案していただいたような気がします。

参加者のアンケートでは、およそ半数の学校が「オンライン化が進んでいるとは言えない。」という結果でした。オンラインツールを活用することが、通常の授業の可能性を広げることを回を重ねるごとに実感しています。オンライン授業をすることが目的ではなく、子どもたちをつないだり、考えが可視化されたり、参加率を上げられたりと、通常の授業で大事にしていることが実現できます。多くの先生方とともに学び、気づきを共有していきたいと思います。

 

以下は、岩田先生実践の参加者からの振り返りです。

ifの問いによって想像力が一気に感化されました。

・岩田さんのように、明るく、楽しそうに授業をすると、受ける方にも安心感が生まれ、楽しくなると思いました。教師のありかたは、大事ですね。

・想像することは、そこに思いを乗せると言うことだから、思考も深くなるのではないか。

・隣のグループの意見が見えるのが良かった。リアル授業では、隣のグループのワークを偵察することはあまりしない。ジャムボードを使うことで、ワンクリックで隣のグループがみれる。