①上條先生からPCAGIPの説明を含む講座の趣旨説明
・事例提供者に対して、質問者を設ける。
質問者の順番が決まっており、質問で事例提供者を深掘りする。
・メモを取らない。記録したい人のために、運営がチャット欄への書き込みをして、シェアする。
・質問者でない人は、場がどのように盛り上がっているのか、質問がどう連鎖しているのかなど、コミュニケーションの観察をし、場を支える。
②藤原友和先生の事例紹介
「みんなでやるのが好き」という藤原先生。導入では、参加者一人一人が、画像の吹き出しの一言を考える「ボケて」が行われました。藤原先生がチャットのの書き込みを見ながらコメントをされていましたが、場がどんどんほっこりしていくのを感じました。
その後、「オンライン学校」についての話が始まりました。ビブリオバトル的な取り組みが主になっていましたが、1人で選ぶも良し、チームで選ぶもよしということで、個に応じた学びの仕組みがありました。後ほど、学級通信も発行されたとのことで、まさに「オンライン学校」という感じでした。
今後、教科選択授業、オンライン保健室などを組み込んだ「オンライン学校」の第二弾を構想されているそうです。
藤原先生の発想や言葉の端々に多くの配慮を感じましたが、場全体があったかさに包み込まれていくようでした。
③藤原先生へ質問タイム
参加者のうち代表8名が、先ほどのレクチャー&ミニ授業に関して、藤原先生に質問しました。
【公的につながれば、一人の子に気づくことが出来る。「~ちゃん、どうなってるかしってる?」教師が気になっているところを見せる。教師が困っていると、周りが助けやすい。それを利用してやりたいことを実現している。輪の外にいる人に気づく、みんなで何かするということの理想について、自分で選んで外にいるのはよし、さみしい思いをしていないのが理想。ケアの視点は出来ていると思っていない。今も傷つけている。それを意識しているからできる。】
上記は、自分の心に強く訴えかけてくるものがありました。集団の在り方について、「一人をつくらない」ってどういうことなのか、改めて考えさせられました。
全体を通して、参加者の方々のたくさんの笑顔が見られましたが、自分もきっといい顔をしていたんだと思います。このようなあったかい場をつくりあげた参加者皆様に感謝の2時間でした。
小学校教諭