第9回模擬授業を楽しむ会は、大阪府小学校教諭の川俣英之さんによる、プログラミング教育の授業提案でした。 今年から本格実施となり関心を集めているプログラミング。 何をすればよいのかわからない人も、プログラミングが得意という人も、オンラインで楽しく学ぶことができるように、共に学び合いました。...
2020/07/23
オンライン授業を始めるためのスキル・実践・教材開発・職員研修について1冊にぎゅっとまとめられています。なんと、価格は1,100円(税込)!教育書としては破格です。8月8日に全国の店頭に並びます。amazonの予約も間もなく可能です!ぜひ、お手にとってご覧ください。 以下は,執筆者 #上條晴夫 #安田太郎 #池亀葉子 #蓑手章吾...
オンライン授業をオンラインで学ぶ会では、8月8日(土)に「オンオン夏フェス〜仲間とつながる・仲間と広げる・対話で見つける自分の学び〜」を開催します。...
この度、「第8回模擬授業を楽しむ会」で授業をさせていただきました福島県小学校教諭の中島です。テーマは、「調べたくなる!漢字の読み」でした。...
兵庫県中学校教諭の岩田慶子さんによる、第7回模擬授業を楽しむ会が行われました。...
今回は、北海道で英語講師をされている佐藤和世先生が模擬授業をしてくださいました。題して「英語の文字をけんきゅうしよう」です。何の文字をけんきゅうしたかというと、「p」と「b」。授業では、発音・使われている単語・書き方を学びました。...
宮城県小学校・遠藤仁樹さんによる体育の模擬授業を行いました。授業前には、準備運動で使おうと考えている動画のURLを送り、非同期の部分でも意識を高めたり、関係を築いたりする工夫がありました。外出自粛や臨時休校によって、運動の機会が制限された子どもたち。ソーシャルディスタンスを求められ、これまで同様の教育活動が難しい中、体育も例外ではありません。今後の感染状況の推移によっては、再び休校となるかもしれません。オンラインを活用した、体育科の可能性を考えていく機会となりました。 授業の内容は「フォークダンス」でしたが、遠藤先生は常に学習者に前向きな声掛けをしてくれました。様々なレベルを提示したあと、まずは、基本となるものを身に付けていくことを共通理解しました。ステップを言語化して覚えたり、先生の師範をみたり、グループで教え合ったりと段階を踏んで「できる」を実感できるように配慮されていました。ブレイクアウトルームを使って、グループでの練習やポーズの創作を行ったのも、学習者の主体的な活動につながりました。学習者の要望から、グループごとの発表会まで発展し、それぞれが自分たちの出来を見せ合いたいという意欲をもって取り組んだことが伝わってきました。そして、発表会の後には、発展レベルのダンス動画を見て、更なる意欲へとつなげようとする仕掛けもありました。音のズレや動画のスムーズさなど、オンラインであることのよる不自由さも、逆に完璧を求められていないという発想につながり、体を動かすことを楽しもうという意識に変わった学習者もいたようです。「実際の現場では、実現できていないオンラインでの体育を経験できたを今後の指導に生かしていきたい。」と力強く語った遠藤先生の表情が印象的でした。 以下、参加者によるリフレクションを掲載します。 ・不自由さ(タイムラグや画面の小ささ)があったことで、下手でもいい、失敗してもいいと思うことができ、のびのび踊れました。 ・チームで創作ダンスをすることで、チームワークがぐんと高まりました。一つのことを作り上げるよさ、自由さが学習者を学びを促進された気がしました。 ・ブレークアウトルームがとにかく楽しかった。先生と生徒、生徒同士など、誰でもフラットな感覚でいられる。頭で考えるのとは違って、脳の疲れが全然なくて爽快。 ・他人と比較しない体育の授業は楽しい。/ 身体運動に音楽を使うのは良いアイデアだと思いました。 小学校教諭
現在新型コロナウイルスが流行し、対面での授業が思い通りにできない中、全国の学校でオンライン授業が始まっている。オンライン授業という新しいスタイルには、生徒も教師も大混乱しているのである。そこで、「オンライン授業をオンラインで学ぶ会」通称「オンオン会」が立ち上がった。私はこのオンオン会主催の模擬授業を楽しむ会に参加して、印象に残ったキーワードがたくさんある。今回は、その中から2つ紹介していく。 1つ目は「オンラインでのケア」という言葉だ。オンライン授業を受けるにあたって、全員に必要になるのがネットワーク環境である。しかし、これは各家庭によって状況は様々。授業を受けることができる生徒と、受けることができない生徒が生まれてしまう。いわゆるネット格差だ。これに対しては授業は、もちろんZoomなどの媒体を使うのは良いけれど、その他複数の媒体で生徒と関わっていかなければいけない、ということに共通認識を持てたと感じた。また、私自身オンライン授業を大学で受講していて思うことがある。今までの対面の授業より疲れるということだ。このオンライン授業を楽しむ会では、そういった生徒向けにZoomのブレイクアウトルームを利用した休憩室や保健室を作るのはどうだろうかという提案も出た。 次に印象に残った言葉は「生徒を肯定する大切さ」である。「対面での授業でもそれは大切なことなのでは?」「教師である以上当たり前のことだ」という意見もあるだろう。もちろんその通りだ。しかし、前述したように今は生徒も教師も混乱状態なのである。私含め、生徒はオンライン授業へ極度の緊張状態にいるのではないかと思う。普段の授業でも「先生にあてられて間違えたらどうしよう」と緊張を感じるのに、オンラインだと何故かその緊張が2倍3倍と自分にのしかかってくる。だからこそ、「教室は間違える場所」という安心感を生徒に与えることが重要である。そのためには、発表してくれた生徒をいちいち肯定したり、発表する前にミュート機能を使って各自発表の練習をさせるといったことが重要になるだろう。これは、私が模擬授業を楽しむ会に参加した際の担当の先生が実践していたことであり、同時に自然に次々と生徒に安心感を与えていた先生に憧れの気持ちを抱いた。 私は実際、模擬授業を楽しむ会にまだ数回しか参加していない。オンオン会に関わらせていただき始めたのも、ごく最近のことである。しかし、そんな短期間でも色々な気付きがあるオンライン授業はやはりまだまだ伸びしろがあるのではないだろうか。また、とてつもなく大変なオンライン授業を実践している全国の先生方には尊敬と憧れそして、感謝を伝えたい。これからも、学生だからこその目線での気づきを発信していきたい。 東北福祉大学 教育学科 1年 A・S
新型コロナウイルスの影響で、集まって飲み会をしたり、ご飯を食べたりということが制限されている今、オンライン飲み会をする人が増えてきている。その中、私の所属するゼミでもZoomを使い、オンライン飲み会ならぬオンライン懇親会を実施した。3年生が主体となり、1ヶ月間の準備をして、2~4年生と上條先生の計24名で行われた。懇親会の内容はおおまかに「ブレイクアウトルームでのアイスブレイク」「パワーポイントでのゼミの活動内容紹介と3年生による劇」の2つである。これらを詳しく紹介していこうと思う。 まず「ブレイクアウトルームでのアイスブレイク」について。ブレイクアウトルームとは、グループに分かれてグループミーティングやグループワークができる機能である。2年生と3,4年生はほとんどが懇親会で初めて顔を合わせたため、まずは緊張をほぐしてコミュニケーションをとりやすくしようということでホストによってあらかじめ決められていたグループに分かれ、自己紹介とアイスブレイクを行った。3回グループを変えて行われたのだが、それぞれアイスブレイクの内容が違った。1回目は「ルーレットーク!」というルーレットで当たったお題についてグループの中で話し合うアイスブレイク(「おうち時間の過ごし方を教えてください!」など)、2回目は「絵しりとり」、3回目は「下級生から上級生への質問コーナー」であった。グループに分かれて行なったことで一人一人詳しく聞くことができて、ゼミ生全体にイッキに話しやすい環境が作られたように感じた。 次に「パワーポイントでのゼミの活動内容紹介と3年生による劇」について。私たちが三年生が2年ゼミで行った活動や学会のボランティアに参加したこと等をパワーポイントにまとめ、2年生にどのような活動をするのかを紹介した。実際に私たちが授業を行っている様子やボランティアの様子が分かるように写真を多く用いたことで2年生にも伝わりやすくなったのではないかと思う。また、パワーポイントで大まかに説明した授業内容について、実際にどのように行われるのかを見て知ってほしいという思いから3年生が劇を行った。劇では、劇を行う3年生以外の学生は画面を停止して劇をする3年生だけが映し出されるようにし、誰が話しているのかもわかるようにスピーカービューにした。劇の内容は、実際に私たちが2年生の時に行った実験授業の様子であり、実験授業者と学習者、上條先生役の3役に分かれて、その様子を再現した。オンラインでの劇は私たちにとって初めてのことであったが、オンラインだからこそできる機能を目一杯使って分かりやすい劇にすることができたのだと思う。もしオンラインでなくその場での劇として行っていたとしたら、スクールタクトという学習支援ソフトを使って各自リフレクションを書く、劇の際に全員が見やすい状況を作るというのは難しかったと思う。オンラインだからこそ、全員のパソコンにその画面を映し出すことができて、誰が何をしているのかが分かりやすかったと思う。 私はこのオンライン懇親会を通して、オンラインの学びの可能性がさらに広がっていくことを感じた。オンラインの学びが広がっている今だからこそ、学生であるわたしたちにも、その可能性を伸ばしていく様々な試みができるのではないだろうか。 東北福祉大学 教育学科 3年 R・T(2020/06/09)
東京都・山﨑怜先生によるロイロノート×オンライン×グループワークトレーニングの提案でした。参加者のみなさんには事前の準備会に来ていただき、ロイロノートの使い方を学び、当日には準備万端で参加していただきました。...